コラム

【経営者向け】8月までにLINE Payを導入した方が良い!その理由とは?

※この記事は、店舗経営者・責任者へ向けて配信しています。

2019年10月1日の消費税率引き上げに伴い、消費の落ち込みが懸念されています。経済産業省はその対策として需要平準化対策を打ち出しました。キャッシュレス・消費者還元事業もその一つであり、国の支援でキャッシュレス決済でポイント還元されるというものです。

キャッシュレス決済が優遇される背景には、 世界的に見ても日本が最低水準のキャッシュレス決済比率になっており問題視されていることがあります。2015年時点で18.4%となっており、韓国の89.1%、中国の60%、アメリカの45%と比べると圧倒的に低い数値であることは明らかです。キャッシュレス化することで貨幣の流通速度が上がり、経済活性化に繋がると期待されています。

こういった目的があり、日本政府はキャッシュレス決済を優遇しているのです。消費税増税の10月まで半年を切っていて、政府の後押しがありながらも中小店舗ではキャッシュレス導入に及び腰になっています。キャッシュレスに不安を感じている店舗経営者・責任者に「キャッシュレス導入の第一歩」として提案したいことがあります。

2019年8月までにLINE Payを導入しましょう !

これが筆者からの提案です。

  • なぜ「8月までに」なのか?
  • なぜLINE Payなのか?

この2点について詳しく説明をしていきます。

この記事で何が分かるの?
この記事で分かること
  • キャッシュレス第一歩として、LINE Payを導入すべき理由が分かる!
  • 8月までに導入すべき理由が分かる!
  • 今後のキャッシュレス対応の方向性が分かる!

LINE Payを8月までに導入すべき理由とは?

※この記事は、店舗経営者・責任者へ向けて配信しています。

冒頭でも申し上げた通り、「キャッシュレス導入の第一歩」としてLINE Payの導入を推奨しています。「8月までにLINE Payを導入すべき理由」は下記の3点によるものです。

  • 導入費用・決済手数料が0円であること。
  • 大型の還元キャンペーンを継続的に実施していること。
  • 還元分が「LINE Payボーナス」として付与されることになったこと。

これらについて一つずつ解説していきます。

理由1:導入費用・決済手数料が0円であること

LINE Payでは導入費用を0円で利用することができます。導入費用を0円に設定することで導入ハードルを下げて、加盟店拡大を狙っています。これに加えて現在は決済手数料も0円に設定されています。(2021年8月以降は2.45%の決済手数料がかかります。)

導入障壁を極限まで省いた環境を提供しており、「とりあえず導入してみる」ができる状態になっています。

理由2:大型の還元キャンペーンを継続的に実施していること

2019年に入ってから現在(2019/06/20)までほぼ毎月、大型の還元キャンペーンを実施しています。2019年1月から5月までに実施された還元キャンペーンを振り返ってみましょう。

1月:
コンビニ・ドラッグストアでの利用分を20%還元。
※コード決済のみが対象で、LINE Pay残高として還元

2月:
コード決済・オンライン支払い・請求書支払いが可能な加盟店での利用分を20%還元。
※ 還元上限を5,000円とし、LINE Pay残高として還元

3月:
コード決済・オンライン支払い・請求書支払い・LINE Payカード支払い・QUICPay+で支払い可能な店舗での利用分を20%還元。
※還元上限を5,000円とし、LINE Pay残高として還元

4月:
コード決済・オンライン支払い・請求書支払い・LINE Payカード支払い・QUICPay+で支払い可能な店舗での利用分を15%~20%還元。
※還元上限を5,000円~10,000円とし、LINE Pay残高として還元

上記が2019年5月までに実施された大型の還元キャンペーンです。還元上限は設けられているものの、15%~20%を還元する規格外の超大型キャンペーンであることがお分かりかと思います。

これまでの還元キャンペーンでは、「LINE Pay残高」として還元されています。LINE Pay残高は、銀行口座に残高を移動して現金化したり、LINE Payカード(JCB)で消化したり、QUICPay+で消化することができます。法定通貨に交換することができるため、還元後もかなり自由度の高いものとなっていました。

しかし、6月上旬に実施した還元キャンペーンでは、下記の内容へと変更されています。

コード決済・オンライン支払い・請求書支払い・QUICPay+で支払い可能な店舗での利用分を15%~20%還元。
※還元上限を5,000円~10,000円とし、LINE Payボーナスとして還元

一見、ほとんど変わっているように見えませんが、大きな変更点として「LINE Payボーナスとして還元」されるようになりました。この還元手段の変更が「8月までにLINE Payを導入すべき理由」に関わってきます。

理由3:LINE Payボーナスとして還元されるようになったこと

先述した通り、2019年6月上旬に実施した還元キャンペーンでは「LINE Payボーナスとして還元」されることになっています。LINE Payボーナスの特性についての知識を共有しておきます。

LINE Payボーナスとは?
友だちとの送金が可能ですが、支払い方法に制約があります。LINE Pay カード、QUICPay+、LINEギフト、LINEスマート投資(ワンコイン投資)、LINE ほけん、請求書支払い、Tappiness自販機のお支払いには使用することができません。つまり、店頭の支払いをするためには「コード決済」でのみ利用ができます。

このように、LINE PayボーナスはLINE Pay残高と比べると制約の強いものとなっています。街中に出て支払いをする(=オフラインとも表現されます)ためには、「コード決済」を利用する必要があるのです。

なぜ8月までに導入すべきか?

ここまで読んで頂くとお分かりかと思いますが、オフラインでLINE Payボーナスを消費するためには「コード決済」を利用する必要があります。しかし、LINE Payが使えるお店は主にコンビニや大手チェーン店が中心であり、その数も多いとは言えない状況です。その結果、還元キャンペーンで付与されたはいいものの、LINE Payボーナスの消費に困る「LINE Payボーナス消化難民」が続出するものと考えられます。

これが「LINE Payを導入すべき」ポイントです。

還元上限額5,000円~10,000円と大きな金額で還元されますが、消費先に困っている人たちをターゲットにし、LINE Payを導入してLINE Payボーナス消化難民を救済しよう!というのが今回の提案です。

なぜ「8月までに」と提案しているのか、についてもご説明します。

2019年6月上旬に実施された還元キャンペーンの付与日が「2019年8月10日頃」となっているためです。「2019年8月10日頃」に大量の「LINE Payボーナス消化」難民が出現する可能性があるのです。この還元日に間に合わせるためには8月までにLINE Payを導入しておく必要があります。

LINE Pay還元キャンペーンは、この限りだけではなく今後も継続的に実施されるものと推測されます。LINE Payを導入するだけでノーリスクで恩恵を受けられる状態になります。また、還元キャンペーン実施中はお店の負担ゼロで「15%~20%OFFの感覚」で新規顧客を獲得できる可能性もあります。

「なんか難しそう…」という理由でLINE Payを導入しないのは勿体無いと思いませんか?

導入する前に、LINE Payについて知ろう

LINE Payを導入しようと考えたとき、店舗経営者・責任者の頭を悩ませる壁にぶつかります。また、これが原因で導入を諦めたお店もあるのではないでしょうか?

それは、「LINE Pay導入形式の多さ」です。

LINE Payの種類

「LINE Payを導入する」と一言にまとめてしまうと簡単に聞こえますが、検討してみるとLINE Payの導入形式の多さに驚かれると思います。LINE Payでは様々な状況や業種に考慮し、4つのパターンが用意されています。

LINE Payの導入形式
  • LINE Pay据置端末
  • プリントQR
  • LINE Pay店舗用アプリ
  • StarPay端末

豊富な導入形式はそれぞれ特徴を持っており、もちろん一長一短あります。ひとつずつ特徴を見ていきましょう。

LINE Pay据置端末

LINE Pay決済に特化した決済端末です。単独で通信・処理を行う電子端末になっています。手元に届いたら電源を入れるだけで利用可能な手軽さを実現しています。

<使うときの流れ>
レジ担当者がLINE Pay据置端末に合計金額を入力し、確定ボタンを押すとフロント面のディスプレイにQRコードが表示されます。表示されたQRコードをお客さんが読み取って決済が完了となります。

<特徴>
レジ担当者とお客さんの両者の操作手数が少ないため、比較的快適なQRコード決済が可能となります。加えて注目すべき機能として「NFC機能」が備えられています。NFC機能によって非接触通信できるため、「かざして通信」ができます。これによってQRコードを読み取る必要が無く、スマホをかざすだけで決済金額の伝達が可能となります。QRコード特有の照準を合わせる動作が不要になるのです。

現時点ではアプリを立ち上げた後にかざす必要がありますが、将来的にアプリの立ち上げ不要で「かざして通信」ができるものと推測されます。アプリの立ち上げが必要な理由やLINE Pay据置端末のポテンシャルについて、過去に記事を公開しましたのでそちらも合わせてご覧ください。

<費用>

初期費用決済手数料月額費用
無料無料
※2021年7月31日まで
月額1,500円
※2019年6月分まで無料

プリントQR

QRコードがプリントされた台紙をお店に掲示しておき、お客さんのスマホで読み取って頂いて決済を行います。特別な決済端末やスマートフォンなどを用意する必要がなく、手軽に導入できることで注目されています。

LINE PayのプリントQRの中にも、2種類の方式が用意されています。

<ユーザー入力型>
お客さんがQRコードを読み取った後、支払い金額を入力してもらい決済を行います。どんな支払いにも対応できるのはこちらの方法です。

<金額固定型>
お客さんがQRコードを読み取ると、お店側が予め設定した金額が入力された状態の画面が表示されます。その金額をお客さんに確認してもらい決済ボタンを押して決済を行います。お客さんの手間が省けるため、低コストである上に比較的スムーズなお支払いができます。一般的な飲食店や小売業には向いていません。

初期費用決済手数料月額費用
無料無料
※2021年7月31日まで
無料

LINE Pay店舗用アプリ

お店側のスマートフォンにインストールして利用できるアプリです。普段使っているLINEアプリやLINE Payアプリとは異なり、お店側に特化した機能だけが備えられています。

<レジ機能>
お店側のスマートフォンをLINE Pay決済を行うためのレジ化させることができます。請求金額を入力してお客さんのQRコードを読み取って決済を行います。端末に依存するため、カメラ性能の低い端末を利用すると読み取りが難しい場面も出てくるかもしれません。それなりに良い端末を準備しておくと無難でしょう。また、オペレーションコストも低いとは言い難いでしょう。

ちなみにLINE Payのみの決済が可能であり、通常のレジとして利用することはできません。

<メッセージ機能>
「店舗アカウント」と連携をして、月1,000通までメッセージを配信できます。集客のためのツールだったり、顧客を逃さないようにするなど、活用方法は様々です。

<費用>

初期費用決済手数料月額費用
無料無料
※2021年7月31日まで
無料

StarPay端末

LINE Payにも対応しているマルチなコード決済端末です。AliPayやWeChat Payに対応しており、中国人をターゲットにしたインバウンド対策に最適です。(※この端末は株式会社ネットスターズが開発・販売しています。LINE Payとは資本業務提携の関係にあります。)

端末に小型プリンターが搭載されていてレシート出力できるのが特徴です。(自動カット機能は付いていないので手動カットが必要です。)

この端末は「導入すべきお店」と「導入しなくても良いお店」に分かれます。中国人をメインターゲットにしている場合には導入しても良いでしょう。逆に日本人をメインターゲットにしているなら導入する必要はありません。補足情報として、LINE Payは2019年内にWeChat Payと連携予定であり、StarPay端末を使う必要も無くなりつつあります。

筆者がStarPayを嫌がっている理由は下記の料金表にあります。初期費用も高く、決済手数料も2.45%を上回る3.45%となっています。これは決済サービスのプレイヤーに「株式会社ネットスターズ」という第三者が介入しているためです。手数料の低さがLINE Payの良さでしたが、その良さを見事に潰しています。

<費用>

初期費用決済手数料月額費用
35,000円3.45%無料

※公式サイト上では初期費用が35,000円となっていますが、LINE Payの営業が来た店舗では初期費用もLINE Payのみ決済手数料は0%だったと耳にしたことがあります。検討されている店舗は、一度お問い合わせしてみると良いかもしれません。

LINE Payを導入するならどれが良い?

このようにLINE Payには4パターンの導入形式があるため、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。それぞれの導入形式には特徴がありますし、様々なシチュエーションに合わせて導入すべきです。Cashless JAPANでオススメしたいのは、ほぼ全ての業種にマッチし、導入ハードルも圧倒的に低い「プリントQR」です。冒頭に掲げた「キャッシュレス導入の第一歩」に最適な形式とも言えます。

なぜプリントQRがオススメなのか?

改めて申し上げる必要も無いほど単純なことですが、「導入コスト・月額利用料が0円」であることが主な理由です。加えて2021年7月末まで決済手数料無料で利用できるため、お店の負担無しで導入できます。金銭的に負担が一切無いのにLINE Payキャンペーンに乗っかることができるのは大きなチャンスです。

全てのコストが0円の「プリントQR」なら、下記のようなことができてしまいます。

  • 「とりあえず導入してみる」ができる。
  • 「LINE Payの還元キャンペーンにタダで乗っかる」ができる。
  • 「合わなかったから解約」ができる。

据置端末では違約金が設けられていますが、プリントQRの場合は最低契約月数などは特に設けられていません。気軽に開始して気軽に止められるプリントQRを選ぶべきでしょう。実際に使ってみて、LINE Payの良さを実感できれば継続すれば良いし、お店に合わなければ解約すれば良いだけの話です。

「とりあえず導入」した後、LINE Payを本格的に快適に導入したくなったら「LINE Pay据置端末」の導入を検討してみましょう。導入優先度としては下記の順序が最適と思います。

  1. プリントQR
  2. LINE Pay据置端末

「LINE Pay店舗用アプリ」は、プリントQRが届くのを待てないときに使う程度で良いでしょう。「StarPay端末」は中国人をメインターゲットにしたインバウンド対策の手段の一つとして導入すると良いでしょう。特に考慮すべきことがなく、LINE Payを導入するのであれば「プリントQR」を選択しておけば間違いありません。

まとめ:LINE Payのキャンペーンに全力で乗っかることでメリットを享受しよう!

長くなってしまったので、この記事のまとめは下記に掲載しておきます。

  1. 6月上旬に開催していたLINE Pay還元キャンペーン「Payトク」の付与形式がLINE Payボーナスへと変更されました。
  2. LINE Payボーナスをオフラインで使うには「QRコード決済」しかありません。
  3. 「QRコード決済」を使えるようにするにはLINE Payを導入する必要があります。
  4. LINE Payの導入形式には4パターンあるが「プリントQR」がお手軽で金銭的コストも0円でキャンペーンに乗っかることができます。
  5. 落ちてるお金はしっかり拾っていきましょう!

以上がこの記事のまとめとなります。「落ちてるお金」という表現が汚いですが、LINE Payを導入していないお店は「落ちてるお金を拾わずスルーしている状態」とも言えます。大型キャンペーンに注目しておき、大型キャンペーンを利用した「差が出る」経営をしていきましょう!