コラム

日本政府が目指すキャッシュレス社会。キャッシュレスを推進する理由とは?

2018年4月、経済産業省が『キャッシュレス・ビジョン』という資料を発表しました。その中で『2025年までにキャッシュレス決済比率を40%を目標』と発表しました。これまで2027年までに40%を目標としていましたが、2年前倒しする目標に変更されました。

キャッシュレスを推進する理由を解明していきます。

日本政府が目標とする40%という数字

日本政府がなぜ『キャッシュレス決済比率40%』という数字を掲げているかご存知でしょうか?首相官邸が発表した『未来投資2018 ―「Society 5.0」「データ駆動型社会」への変革― 』に下記のように明記されています。

 

現金処理コストの削減による事業者の生産性向上、消費者の支払いの利便性の向上等を実現する観点から、キャッシュレス社会の実現を目指す。

引用:未来投資2018 ―「Society 5.0」「データ駆動型社会」への変革― (平成30年6月15日) – 首相官邸

堅苦しすぎて何言ってるか分からないので、雑に捉えてみましょう。

 

こう捉えよう!

お金自体にコストかけるのは無駄!自動化しようよ!お金の流れもスムーズになって最高じゃん!(*^_^*)

このように捉えても問題ないでしょう。
店舗を見てみても、『お会計』や『レジ締め』など、何かとお金のことに気を使う生活を送っている人は少なくないと思います。当たり前のように『お金に気を使って』いますが、本来は必要が無い仕事なのです。これを少しでも解決できるように、政府が先頭に立ってキャッシュレス化を進めているのです。

これ以外にも、周辺諸国のキャッシュレス決済比率が高く、日本でお金を使ってもらうために推進しているという背景があります。

Cashless JAPAN
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お金に労力を奪われることは、誰も幸せになりません。よりビジネスに力を入れやすい環境作りが大切ですね。

周辺諸国と比較しても低い『日本のキャッシュレス決済比率』

日本政府が進めている『キャッシュレス化』ですが、現状の日本ではわずか18.4%程度しか利用されていません。これは周辺諸国と比べても圧倒的に低い数字です。

日本のキャッシュレス決済比率は驚くほど低い!

図表の通り、韓国では89.1%、中国では60.0%と日本の3倍以上の比率なのです。注意すべきはこの資料が2015年のものであること。普及率はここ数年で急速に伸びており、2018年の中国では80%もの比率になっているとも言われています。

日本が現金主義になっている原因とは?

なぜ日本は、周辺諸国に置いていかれるような状況になっているのでしょうか?経済産業省の見解は下記の通りです。

 

日本でキャッシュレス支払が普及しにくい背景(1)

  • 盗難の少なさや、現金を落としても返ってくると言われる「治安の良さ」
  • きれいな紙幣と偽札の流通が少なく、「現金に対する高い信頼」
  • 店舗等の「POSレジの処理が高速かつ正確」であり、店頭での現金取扱いの煩雑さが少ない
  • ATMの利便性が高く「現金の入手が用意」

引用:キャッシュレス・ビジョン(平成30年4月) – 経済産業省

 

 

日本でキャッシュレス支払が普及しにくい背景(2)

  • 「使いすぎ」等への不安感
  • 店舗における端末負担コスト
  • ネットワーク接続料、加盟店手数料等のコスト構造の問題

引用:キャッシュレスの現状と今後の取組(平成30年5月) – 経済産業省

現金の方が安心じゃん!現金でいいや!という考えの人が多いようです。しかし本当に現金が万能と言えるでしょうか?

Cashless JAPAN
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確かにどのお店でも使えるのは現金です。でも、思考停止はやめましょう。キャッシュレスの良いところも見て判断しよう!

現金よりも安心感が高まる!キャッシュレスのすゝめ

日本の現金が素晴らしいことは周知の事実です。現金しか持たない人たちの気持ちも十分に理解できます。でも本当に現金は万能でしょうか?

現金のデメリットを見ていきましょう。

現金のデメリット
  • 紛失する恐れがある。(落とした場合に必ず返ってくる保証は無い。)
  • お釣りの受け取り間違いなど、思わぬ部分で損をする。
  • クレジットカード利用者の還元ポイント分を間接的に負担している。
  • 現金管理コスト(現金輸送やATM管理など)が高すぎる。

現金を使っていることで起きる損や、知らぬ内に負担をかけていることに気づいてください。ほぼ100%のお店で使えるというメリットはありますが、現金しか使わないという人は今一度キャッシュレスに向き合うことをオススメします。

キャッシュレスのメリット
  • カード紛失や盗難によって不正利用された金額を補償してくれる。
  • お釣りのやり取りが無く、ヒューマンエラーはほとんど発生しない。
  • 普段の買い物でもポイント還元され、とてもお得。
  • 街でもネットでも支払いができる。
  • 利用履歴が見れて、何に使ったかが分かる。(家計簿を付ける必要が無い)

現金では紛失してしまうと終わりですが、クレジットカードであれば不正利用された場合の補償があり安心できます。クレジットカードが使えない店舗があるというデメリットもありますが、近年では使えないお店の方が少ないとも言える状況になってきました。

様々なリスクを考えて見ても、『現金だけしか使わない』は大変に勿体無いことです。部分的にでもキャッシュレスを取り入れて生活してみてください。

現金、キャッシュレス両方を普段から使っておくと、災害時にも安心できます。なぜ安心できるのか?は、過去に『「キャッシュレスは災害時に弱い」は本当なのか?』という記事を書きましたのでご覧ください。

Cashless JAPAN
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キャッシュレスを批判する人の多くは、「なんか嫌だ」とか、「現金で十分だなぁ」と満足してしまっている傾向があります。キャッシュレスの世界を知らなさすぎるのも問題ですね。
『キャッシュレスは災害時に弱い』は本当なのか?9月6日(木)午前3時8分に、北海道を襲った最大震度7の大地震。明かりに灯された街の景色は、停電の影響で一面真っ暗になってしまいました。...

店舗を運営している方は、外国人に優しい運営をしよう!

現金派のあなたが選ぶお店はどちらでしょうか?

現金派はどちらを選ぶ?

A. クレジットカードだけ使えるお店。
B. 現金もクレジットカードも使えるお店。

きっと、あなたは(B)を選択するでしょう。

では、母国がキャッシュレス決済比率が高く、現金を使う習慣が無い外国人が日本を訪れたとき、下記のどちらを使うと思いますか?

キャッシュレス派はどちらを選ぶ?

A. 現金だけが使えるお店。
B. 現金もクレジットカードも使えるお店。

そうです。(B)のクレジットカードも使えるお店です。

もし、あなたが店舗を運営していて現金しか取り扱っていなければ、ビジネスの機会を大きく損失しています。この記事をきっかけにキャッシュレス化の対応をしてみませんか?

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外国人のお客さんも受け入れたい!という気持ちがあるならキャッシュレス対応は必須です!機会損失ほど勿体無いことはありません。

店舗のキャッシュレス化には、かなり安価でiPadをPOSレジに変身させることができるSquareが大変オススメです。月額利用料も無料で使用できます。TwitterのCEOである『ジャック・ドーシー』がCEOを務めるPOSレジアプリです。

Square以外にもiPadレジアプリは複数ありますので、色々と検討してみてくださいね!